Famidasライト ファミコン裏技編 :かわいそうだからみせてあげるね。

ファミコン黄金期を築き上げた裏技の数々をここに結集!!

上上下下左右左右BA
あのコナミコマンドゼビウス無敵技、バントでホームラン、100万点隠れキャラ… あの頃のボクらが夢中になった裏技の全てがわかる1冊が登場!!
キャラが無敵になったり、自機がパワーアップ、出せば1UPする隠れキャラ・・・などなど、ファミコンブームを語るうえで外せない裏技&隠れキャラの数々約170本を、その方法、出現条件などと共に、豊富な写真でご紹介。
さらに特別企画として、「ウソ技」の創造主・MW岩井氏へのインタビューなど、数々の特別企画を収録!(Amazonより引用)

ファミコンの裏技だけ約170個掲載。ページをめくるたびに懐かしさがあふれます。↑↑↓↓はもちろん、めぐみのバスタオルもろだしバントホームラン、ギャング落下、14手詰め、透明階段、裏ドルアーガスペシャルフラッグ、弥七、まっこうくじら、野沢さん中本さん・・・。


巻末に元ファミマガ編集岩井氏へのインタビューが再録(オリジナルはユーゲーNo22)されています。
岩井氏は「ウル技(とウソ技)は人気があるタイトルをできるだけ載せたかったが、(攻略の)情報規制があったため攻略以外のページとして企画した。それと隠れキャラや裏技の記事が掲載されることで遊びつくしたゲームでももう一度やる気になりユーザーにもお得感があったんじゃないか」とのことでした。
ファミマガ本でもありましたが、ウソ技リスト付き。


今回残念ながら(?)未掲載「ひでむしのメッセージ」

Sprite×XEVIOUS:スカッとさわやか

今年も暑くなりそうです。今日の最高気温は29℃!まだ5月半ばだってのに・・・。
そんな暑さにも負けないwebサイトを見つけました。

その名も「Sprite×XEVIOUS(スプライト×ゼビウス)」!!
あの地上絵が大変なことになってます!あとキャップ。
シューティングド下手だけどエンディング見れました。


ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ:一方そのころ敵は

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

エッセイストブルボン小林さんの本書。ラジオ、雑誌CONTINUE、webサイト、メルマガ等をまとめられています。個人的にゲーム本としてはトップクラスの面白さです。誰かに「なんかゲームの貸して?」って言われたら間違いなくこれを貸すつもりです。(言われたことないけど)。

ぱっと見岩波文庫、けどよく見ると・・・あれあれ??、な装丁。TOKYOMX「5時に夢中!」内コーナー「装丁ジャンケン」に取り上げられそう。それからタイトル。フランスでは放送禁止なあの曲へのオマージュになっとります。

以下「ぐっときた」エッセイです。

・「かってゲームは観光だった」
シューティングゲームに熱中していたのは、先(の風景)が見たかったから。ゲームの目的は結末ではなく道中を楽しむこと。

・・・、おっしゃるとおり。最後にやったのは確かPSの「レイストーム」だったかな?弾よけるのに一生懸命で背景の記憶ありません。
でも最近はスペックがあがってまた色々な場所の「観光」することができるようになりました。「デッドライジング」で巨大カジノ+ショッピングモールを、「レッドファクション」でテラフォーム後の火星を、「ダンテズインフェルノ」では地獄(!)の観光を思う存分楽しむことができます。

・「大人になって分かること」
80年代回顧本のアンケート結果のうち「いまいちだったゲームワースト5」に「たけしの挑戦状」、「バンゲリングベイ」、「スぺランカー」がランクインすることへの違和感。「スぺランカー」がちょっとした段差で死ぬことと、「スーパーマリオ」がどんなに高い所から落ちても死なないこと。居酒屋でレトロネタにするだけでは、記憶の再検証をするべきだ。

これはかなり真面目な話。確かにバンゲリングベイは中古屋のチラシの必ず左上(280円)だったし、たけしの挑戦状は毎回ハワイ着陸寸前に爆死→葬式でしたが。でもバンゲリングベイは後の不朽の名作シムシティ」のきっかけだし、たけし〜だってリメイクの話があったらしいし(今作ると「龍が如く」チック?)

・「一方そのころ敵は」
ゲームの映画的演出。カラテカ

うう、このタイトルでカラテカがフラッシュバックしちゃいました。もう25年経ってるのに・・・。タイトル秀逸。

ドラゴンクエストVIIIのあるきかた: 役に立たない本(褒めてます)

ドラゴンクエストVIIIのあるきかた (ゲームガイド)

ドラゴンクエストVIIIのあるきかた (ゲームガイド)

プレイ時間5、000時間!走破距離3、000km!ドラゴンクエストVIIIを徹底的にあそびつくすグレイトジャーニー!驚きの実験&検証記事を読めば、ドラゴンクエストVIIIがもっと楽しくなる!大好評『あるきかた』シリーズ最新刊。(Amazonより引用)

前回、メガテン攻略本を取り上げてしまったので、今回は「CB'sPROJECT」の良い仕事を紹介します。
普通に有効なお役立ちなものから、何でコレやったんだ?っていうものまで、全40種類の実験&検証。

以下いくつかピックアップしてみました。

・No.07 こだわり派の冒険マニア道
ヤンガスのスキル「おっさん呼び」の謎を検証。おっさん達(7人)のフォーメーション。トロデ王が放り投げるもの。おっさん達の正体・・・、おっさん達へ鋭く迫ります。

・No.22 華麗なる名画の世界へようこそ
街中、城内等にかけられている絵画について。総数149枚、内風景画は90枚静物画26枚と比べ圧倒的人気・・・。暇なん??

・No.23 世界のモノを数えよう
洗濯物は合計117枚(最高はパルミド60枚)。タンスのタイプは14種類・・・。

・No.31 みんなの寝言コレクション
寝てる人は計72人。良く考えると寝てるとこに入れってんだね、一行は。

特別くだらないのを並べてみたけど、PS2のパワーでグラフィックがむちゃくちゃパワーアップして、細かいところまで世界を表現できるようになったからこそ、楽しめるようになったネタですね。Amazonレビュアーでこれを「くだらないやり込み情報しかない、ユーザーのための攻略本作りを忘れた完全な駄作」って、それがいいんじゃない!(C)みうらじゅん。早解きして買い取り値が下がんないうちにさっさと売っちゃおうって人には「くだらないやり込み」だろうけど。

でも・・・、シュリンクとかで中見ないでこれ買ったら、やっぱり驚くだろうな。

真・女神転生 公式パーフェクトガイド:訂正の多い攻略本

真・女神転生 公式パーフェクトガイド

真・女神転生 公式パーフェクトガイド

日本で一番訂正が多いゲーム攻略本「読んだら逆に迷う」という本書(初版のみ)。ファミ通webで公表されている訂正表が痛々しい。実際のところはどうなのか気になったので、手に入れて確認してみました。

例えば、P27[合体]合体不可能な悪魔たち「ストーリー進行による制限」の「鬼神ニオウ」本文

 誤) スガモプリズンでのイベントクリア後、合体可能に
 正) スガモプリズンで倒すと合体可能になる。主人公の属性がCHAOSの場合は合体不可

ニオウを是非とも仲魔にしたいところですが、「誤」を信じちゃうと延々トライすることに・・・。

P46CHAOSルートについて「CHAOS属性のよい点・悪い点」左囲み内2行目

 誤) 鬼神が自動的に仲魔になる
 正) 鬼神、天魔ラーヴァナ、魔王ベルゼブブがイベントで仲魔になる

「自動的にならねえじゃん!」って、おこってしまいそう。

同じくP46「序盤(START〜精神世界まで)」の「おすすめ合体レシピ」
 
 誤) 闘鬼スパルトイ×獣人ワードッグ→鬼神ヒトコトヌシ
 正) 闘鬼ヤクシニー×獣人ワーキャット→鬼神コトシロヌシ
 誤) 闘鬼ヤクシニー×獣人ワーキャット→鬼神オオモノヌシ
 正) 鬼神コトシロヌシ×精霊ウンディーネ→鬼神オオモノヌシ

これも永遠に出てこない系。

P61「ステータス異常の状態と回復手段」表

ステータス異常の回復手段として「阿修羅の掌」、「回復施設」が全て抜けています。 

P84「金剛神界」MAP

マップ。上から5、左から7番目に「仲魔」が本当はいる/いないの間違い。惜しい・・・。

P92「渋谷」MAP

同じくマップ。上8、左6が

 誤)落とし穴 
 正)固定敵

P184「悪魔合体逆引き」左段24行目「鬼神コウモクテン」の合体例
 
 誤) 神獣ナラシンハ×鬼女スキュラ
 正) 神獣キマイラ×鬼女ランダ

便利な悪魔合体逆引きリストですが、信じると思い通りに作れません

システムが非常に複雑な本作だから、多少の正誤は仕方ないのかなとも思いますが、やっぱり数が多すぎですね。表紙の「ファミ通責任編集」もむなしいなあ。なんとなくxboxカルドセプトサーガ」の猿マークを思い出しました。似てる気が。

ゲームの攻略本としては致命的な本書ですが、後半の「東京探求 at2001」が非常に読み応えがあります。本作の舞台である「東京」に関して「首都」「魔都」「風水」「恐怖」のキーワードにわけて解説した。また主人公の足取りにそった実際の吉祥寺〜浦安までの各エリアの歴史、事件、心霊スポットを紹介する「大都市東京の細部を探る」はすげー面白い!

というわけで、単純に読み物としてオススメ!(ファミ通)です。

ロドニーファン1:スクエアEベアー

ロドニーファンコミックコレクション 1

ロドニーファンコミックコレクション 1

90年代後半「パラッパラッパー」と一連のパフィー関連でブレイクしたロドニーグリーンブラットのコミックです。コミックは1話1冊ずつ計5冊の作りになっています。全編英語だけど、コマの外に全て日本語訳が書いてあるから英語の勉強にもいいかも?

各コミックで主役がそれぞれ違います。

BOOK1 P.J.の夢の国(パラッパラッパーのくまのDJ P.J.)
BOOK2 サニーファニーのガーデンパーティへようこそ(パラッパラッパーのサニーちゃん)
BOOK3 ケイティのお買い物大作戦(ウンジャマラミー/ミルクカンのベースケイティ)
BOOK4 パラッパのバイト探しもラクじゃない(ご存じパラッパ)
BOOK5 スクエアEベアーのボクの車輪(???)

BOOK1〜4はゲームでおなじみのキャラクターが登場します。なんかそのままゲーム本編に入る前のイントロ部分に使えそうなポップなエピソードなんですが・・・、BOOK5「スクエアEベアーのボクの車輪」。これが強烈。絵のタッチも全く違うし、全編セリフなし、ストーリーも(ほとんど)なしでかなり抽象的な内容です。そもそも誰?どこで出てきたっけ?、と思ったら本作が初登場のオリジナルキャラクターだそう。AMAZONのレビューで「禍々しくて子供が泣くかも」と書いている方がいますが、確かにトラウマになっちゃうかも。

でもロドニーの「アート」な側面を垣間見ることができたような。元々描かれるキャラクターがキュートだから、「ポップ」サイドをコマーシャルに使われることが多いロドニー作品ですが、こういう作風もあるんだなあと。で改めてBOOK1〜4までを読み直してみたら、現代の大量生産・大量消費社会に対してのちょっとした批評じみた内容にも受け取れます。このスタンスこそポップアート

タイトルに「1」とありますが、続編は残念ながら出版されていないようです。

この本と同じタイトルのロドニー・アラン・グリーンブラットの公式サイト
スクエアEベアーも紹介されています。

ノーライフキング:噂だけの世紀末

ノーライフキング (新潮文庫)

ノーライフキング (新潮文庫)

空前のヒット商品となったディス・コン・ゲーム「ライフキング」。ある日、そのソフトをめぐる奇怪な噂が子供たちのネットワークを駆け抜けた。「『ライフキング』には呪われた第5のバージョンがある」。学校で、塾で、そして電話回線の中で噂は増幅し、変貌し、ついに臨界点がやって来た―。世界を破滅から救うため戦闘を開始した子供たち。今、彼らはゲームを越えた。(amazonより引用)

今回はMAC THE SEIKO! いとうせいこうの小説です。88年刊だから、もう古典ですね。

呪われたゲームと子供の噂の物語。80年代中頃に流行ったネタを下敷きにしたエピソードが多くて楽しいです。ライフキングの複数バージョンは「ゼビウス裏バージョン(ゼビウス星)」と「スーパーマリオW9」だろうし、3回見ると呪われて死ぬ子犬と子供のCMは「クリネックスの鬼の子」、それから会話にでてくるヒット21のお化けがでたってのはもちろん「岡田有希子の夜ヒット事件」でしょうね。
ストーリーは面白かったけど、最後がちょっと消化不良ぎみでした。もうちょっと続きが読みたい感じです。。あとがきで「次は小説になる、はずだ。タイトルはこの物語の中に埋め込まれている」ってあるんですけど、次作(ワールズエンドガーデン)ってこれとつながる話だったっけ?忘れてしまいました・・・。

いとうせいこうロングインタビュー ゲームに自由を取り戻せ! 今ゲーム界に必要なのはパルプンテ的カオスなのだ 

http://www.ocn.ne.jp/game/og/00-famicon/hello.html

関連してこんなの見つけました。ナポレオン戦記って初めて知りました。GBAで同じようなソフトありましたっけ?